名古屋陵水

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森夲 正(大13) ■陵水協力講義リーダーシップ論
森夲 正(大13回)
(財)中部電気保安協会 理事長
日時 10月17日(金)

<講義の要旨等>
リーダーには平時型、乱世型に分かれる。今求められているのは乱世型のリーダーだ。

<略歴>
昭和40年03月滋賀大学経済学部卒
昭和40年04月中部電力株式会社 入社
昭和61年11月中部テレメッセージ株式会社 出向
平成11年06月中部電力株式会社 取締役 関連事業部長
平成15年06月同社 常務取締役 法務部・総務部・経理部統括
平成17年06月中部テレコミュニケーション株式会社 取締役社長
平成19年07月財団法人中部電気保安協会 理事長

<概要>
  第一次オイルショック(30代)、通信自由化(40代)、電力小売自由化(50代)、そして今、公益法人制度改革への対応など、43年に亘るサラリーマン生活の節目に、大きな仕事に携わることが出来た。

 リーダーには、平時型と乱世型の2種類ある。グローバル化、少子高齢化、低炭素社会の実現など、過去の延長線上での仕事の仕方が通用せず、経営とは「変化への挑戦」ととらえ、自分の頭で考え、スピード感を持って実践する「乱世型リーダー」の時代だ。「入学歴」が尊重された時代の終焉だ。自分の興味のある分野、得意の分野を目的を持って勉強し、一芸に秀でることが自信になり、何でも出来るようになる。幸運は常に前向きな人に味方する。

  「志」、「向上心」を持って継続して、地道に努力することが「乱世型リーダー」への途である。


≪私の信条≫
 ①心と体の健康
 ②問題意識の袋を沢山持て
 ③自分のためにカネを使え
 ④「本」を読め
 ⑤人の半歩先を行くよう努めよ(人より早く始めた者が勝つ)
 ⑥人との交流を大切に
 ⑦リーガルマインドを持て
 ⑧日記を書け

<受講者の感想より>
  森夲さんのお話はこれから私が就職活動をし、社会に出るにあたって基本的ながらに非常に指針となるもので常に心掛けなければならないものだと思いました。 すでに私が心掛けているものもありました。例えば日記は私は自分を見つめ直すため、自分の人生を記録するために書いています。

  自分の為にお金を使うというのはお話の通り、気になる書籍があればなるべく買い、情報に対してケチらないようにしています。また、博物館や映画など自分の感性を高めるものにもお金は惜しみません。健康であるというのは当たり前ですがなかなか難しいものです。今日のお話を聞いて、そんな当たり前のこと程大事だと思いました。

  専門性を身につけるというのは、やはり必要かと思わず苦笑いしてしまいました。残り少ない学生生活ですが、ゼミ活動を頑張るなど何か今からでも身につけたいと思います。

  その他にも色々とお話がありましたが、それぞれについて自分なりに考え行動に移したいです。 最後になりましたが本日の講演ありがとうございました。


*第4回OBによる陵水協力講義「リーダーシップ論」実施
平成17年度より、OBが講師となり講義を行う初めての授業「リーダーシップ論」が実施された。
OBによる講義は、他大学では実施されていない滋賀大学経済学部独特の科目で、価値あるものと言える。取得単位として、1単位が認められる。 〜 「リーダーシップ論」講義日程は、こちらから

OB講師は、各々が、第一線で活躍した方、現在も活躍している方なので、学生たちは、OBの体験談を踏まえた講義を身近に聴いて、大いに感動し、社会に出たときのリーダーとしての心構えを身に付けたことと思われる。