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彦根だより スミス記念堂
今回はスミス記念堂の紹介をさせていただきます。
「スミス記念堂」は昭和6年、日本聖公会彦根聖愛教会の牧師で彦根高商の英語教師でもあったパーシー・アルメリン・スミス氏が大工宮川庄助氏と協力して城町の堀端に建設した和風の寺院建築の西洋の礼拝堂で、総ヒノキ造り。花頭窓(かとうまど)や唐破風(からはふ)などは彦根城の形状を取り入れ、瓦や扉にはブドウや十字というキリスト教ゆかりの文様が施された和洋折衷の文化財的価値の高いものです。
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スミス記念堂 |
平成8年の道路拡幅工事で解体後、市民や滋賀大関係者たちでつくるスミス会議が建物を譲り受け、昨年3月25日に竣工式が行われました。
ここに到るまでには経済学部の筒井正夫教授(NPO法人スミス会議前理事長)と森将豪教授(スミス会議現理事長)の10年余にわたる地道な活動があってのことです。
私も彦根に滞在中に滋賀大学の講堂で開催された講演会に参加したり、筒井教授から直接ご苦労話を聞かせていただきました。4千万円位かかるといわれた再建費用を集めるのが特に難航していたのですが絶対に再建するのだという筒井教授の熱き思いに感動しました。
皆さんの中には学生時代にスミス記念堂を知っておられた方もあるかと思いますが再建されたものも貴重な文化遺産です。幸い昨年9月25日スミス記念堂が登録有形文化財になりました。大学の正門を出て右側へ行きお堀に沿って京橋方面に向かえばすぐ近くにありますので彦根へ行かれる機会に訪問されてはいかがでしょうか。
吉野祐次郎(大13) 記
●ホームページ活動報告
昨年、名古屋支部のホームページ運営を担当させていただき、彦根や大学に関係する話題がたくさんあることに驚きながら、楽しく過ごさせていただきました。昨年、彦根城築城400年祭があったことはご存じかと思いますが、大学が築城400年祭と連動した企画『士魂商才館』や、学生さんの活躍『SIFE JAPAN国内大会優勝』『天覧演奏』『プロ野球選手誕生』『女子剣道部全国大会出場』、彦根の話題として『スミス記念堂(登録有形文化財)』『彦根の辻番所』『湖東焼』等々、話題が目白押しでした。
機関紙『名古屋陵水』と連動して、皆さんのご活躍の様子をご紹介できればと考えています。一度、名古屋支部のホームページをご覧ください。
横井隆幸(大33) |
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