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  名陵随想  北海道に遊ぶ

 6月5日、セントレア空港から、稚内へ。到着後、早速、ビールを片手にウニ丼をアッという間に片付け、北海道の味を満喫。その足で、礼文島へ向かいその日は礼文島で宿泊。

  翌朝6時、高山植物の観賞に案内するとのことで、桃岩展望台へ同行、きれいに咲く景観に満足、その後下山し、旅館に戻り、朝食後、礼文島一周へ・・・
  さすが、北端のスコトン岬まで行くと、気温は十度だが、風が強く、体感温度は2〜3度、非常に寒かった事を覚えている。その後、礼文島にしか咲かないレブンアツモリソウの群生地に行き、独特の姿を見て、礼文島に来た事を改めて喜んだものである。
 礼文島から見る利尻の姿は天下一品。午後、利尻島へ渡る。

  利尻島は海中の噴火で出来た島と聞く。利尻山の高さは1720m。温泉があちこちで噴出。チャーターした車で、島を一周。その都度に車を停めて観る利尻山の姿は厳しかったり、優しかったり、十六の姿に変化すると言われている。霞がかって頂上が見えない時もあったが、非常に律々しい姿が印象的。その上、八重桜が今を盛りと咲きほこり、非常に思い出深い景観であった。

 日程の都合上、その日のうちに稚内へ戻り、ホテルに宿泊。
 翌日、ノシャップ岬、宗谷岬(日本最北端の岬)へドライブ間宮林蔵が樺太探検(調査)のため船出した海岸へ降り立ち、その勇姿を想像して感激。その後、稚内空港から名古屋セントレアへ、帰路に着いた。
七里年昌(大6)