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   平成23年度 陵水会名古屋支部総会
  佐和学長 講演  講師 佐和隆光氏

滋賀大学学長 佐和隆光氏
    滋賀大学学長 佐和隆光氏
佐和学長講演の演題は「彦根城外堀のブラックスワン」と題し、国際金融危機と東日本大震災を考えるという副題で、その要旨は次のとおりです。

彦根城外堀にブラックスワンがいた!・・本来白いはずの白鳥が黒い→ありえない!

2007年刊行のナシーム・ニコラス・タレブの「ブラックスワン」は、08年の国際金融危機を予測した著作としてもてはやされた。タレブの定義・・BSとは「ほとんど起こりえないが、起これば大きな影響を及ぼす事象」のことを言う。

国際金融危機はBSではなかったとタレブは著書「強さと脆さ」でシステムの脆さが現れただけだと言った。他方グリーンスパンFRB前議長は100年に1度の危機だったと言う。

大切なのはBSの襲来に対し頑健なシステムを作ること。・・複雑化を単純化に中和せよ!金融市場の複雑化を、金融商品の単純化で中和を!

なぜ彦根城外堀にBSが?・・桜田門外の変以後彦根藩と水戸藩は対立。以降不仲は持ち越されたが、親善都市協定を締結した折彦根から白鳥が水戸から梅の苗がそれぞれ贈られ、その後彦根城で世界古城展が開催された折BS4羽が水戸市から彦根市に贈られた。

東日本大震災はBS?…地震と津波はまさしくBSであったが、福島原発事故は、タレブが国際金融危機について言ったのと同じく、システムの脆さが現れただけである。

BS襲来(原発事故)に備えての頑健性の具備が必要であり、原発の様々な問題点を指摘され、最後にタレブの警鐘として、「成功報酬をもらえる人に原発を経営させてはいけない。金融リスクの管理もダメだ。」との言葉を紹介され、締めくくられた。