名古屋陵水
2007年の抱負


2007年還暦・年男
陵水新春俳壇
簗瀬頭取就任を祝う
リーダーシップ講座
名古屋陵水会ゴルフ会
戦争と平和資料館
『陵水亭』ご案内/
編集後記
協賛企業/リンク
名古屋陵水

  リーダーシップ講座

10月6日(金)
テーマは人間模様。学生達も良く知っている歴史上の人物を取り上げ、その人達の一寸した言動が如何に他人の心を惹きつけ、命ですら預けようという気持ちを引き起こさせたかを17例ほど話をした。

南野輝久(大5)
話の要約は以下のようなものである。
「相手の立場に立って物事を考え、行動する」「陰口は言わない」「人前で人を叱らない」「物を為すには命懸けの覚悟で行えば必ず目的を達する」「約束は必ず守る」「どんな人物でも人に優れたものを持っている。常に謙虚で人を敬愛する」「人を統べるには、四角の枡に味噌を入れて、丸い杓文字で掬うようにする。小隅のことに気を配らない」「贅に溺れず、節倹を旨とする」等々。

10月13日(金)
テーマは昭和一桁生まれの男の歩んできた道。昭和一桁生まれの男は70歳の坂を越えた。その歩んできた道は、戦争、敗戦の風雲激動の世の移り変わりを直に見ながら飲まず食わずの少年時代。昭和26年の朝鮮動乱を契機とした軍需景気。廃墟の中から日本経済の再建が始まった。昭和30年代の初期に大学を卒業。貧しいけれど明日を夢見て懸命に内外にと馳せ巡った。勤勉で懸命な昭和一桁生まれの男達は世界に誇る技術を極め、豊かな国への足掛りを作った。日本経済の復興と繁栄。世界第2位の経済大国にまで仕上げた昭和一桁生まれの男達は、年号が昭和から平成に変る頃から、功成り、名遂げて各様に第一線から遠のいていった。
贅に馴れ、働くことを忘れた現代のニートやフリーターの若者の時代を「こんな筈ではなかった」と寂しく観ている昭和一桁生まれの男達の昨今である。